『標的の村』公式サイト http://www.hyoteki.com/
埼玉弁護士会主催で埼玉会館小ホールが満席でした。
「理不尽」
この言葉にあまり実感がわかずにいましたが、
沖縄の人はずっとずっと「理不尽」の中で、時に我慢し、
時に声をあげ、時に歌い、時に涙してきたんですね。
やんばるの森の高江の人たちの座り込みは、
2007年から毎日続いています。
そして、国お得意の「反対派を分断する」やり方で、村人を苦しめる。
沖縄の人は「もう、座り込むしかないでしょう」と、
女も子どもも体で抵抗する。
オスプレーが配備された日、普天間基地は沖縄の抵抗によって封鎖された。
しかし、このことは全国のニュースから抹殺された。
いつまで、沖縄の「理不尽」は続くのでしょうか?
この映画を撮ったあっぱれ三上智恵監督(女性です!)の最新作「戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)」の上映会が12日(土)と14日(月)にあります。
これも必見ですね。
『戦場ぬ止み』公式サイト - http://ikusaba.com/
※イベント欄に上映会のリンクを貼っています
講演会(上映後)
「沖縄からみる安保法制」
~私たちに今、起きていること~
沖縄弁護士会
白 充(ぺくちゅん)弁護士
◆高江の闘いについて
*高江村のやんばるの森は、米軍基地であり、
かつて「ベトナム村」と言われて、
村民が徴用されてベトナム人の役をやらされた
*オスプレー用のヘリパット建設反対の住民の座り込み
(2007.7から)に対して国は「高江スラップ訴訟」を起こした
・国が住民に対し通行妨害禁止を求める
・2014.6 住民一人に通行妨害禁止が決定
*現在は、森を切り裂いて2か所のヘリパットが造られ、
民家から400mの所で発着している
*「表現する」ことは民主主義の根幹であり、
これが今は奪われ、情報をコントロールされている
◆辺野古の闘いについて
*市民による抵抗
*沖縄県知事の動き
◆沖縄からみた安保法制
*情報をコントロールし、危機をあおる→表現を規制し、やがて戦争へ
*沖縄は1609年に薩摩に侵攻されて以来、ずっと被害者であったが、
アメリカの対戦国から見ると
加害者→加害者であることで被害者(標的)になる
*軍隊を強化しても、加害者は狙われる
*「戦争放棄」がなぜ「9条」なのか?
まず、平和があって「基本的人権」(11条)や
「生存権」(25条)が保たれる
*道徳なき経済にだまされるな 「平和なくして、豊かさなし」
*民主主義の成熟度はその個々人の成熟度に比例する
「個」を主張しながら、「他」を認め、
助け合う社会こそが、豊かな社会をつくる
以上がまとめです。
沖縄で国がやっていることと、
今、国会の独裁政権がやってることは同じです。
「他」=沖縄 と呼応し、一緒に声を上げて行きましょう。
三上監督と伊波洋一さんの対談
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8月29日の宮古島での「ミサイル配備が呼ぶ戦場」の三上智恵さんとのトークと質疑応答がYouTubeに。http://t.co/kmUc3530El 1部は主催者挨拶、2~4部が講演、最後が三上さんとのトーク。他に、まとめが2つ。 pic.twitter.com/knsZjc3WV1
— 伊波 洋一 (いは よういち) (@ihayoichi) 2015, 9月 9
文中の動画はこちら
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