お知らせ*4/25(土)講演会「福島は今」吉野裕之さん

4月25日(土)PM6時~8時30分 *開場5時50分

浦和コミュニティセンター13集会室

 (JR浦和駅東口徒歩1分浦和パルコ上コムナーレ10F)

*参加費500円(資料・茶菓代)


東日本大震災と東 京電力福島第一原発事故から5年目を迎えた今も、事故は収束しておらず、故郷を追われた被災者はもとより、多くの県民が、日々、放射能と向き合う生活を余 儀なくされています。今回は震災直後から福島で子供たちを放射能の被害から守るため奔走してこられた吉野裕之さんをお招きします。福島の現状と課題、市民 の取り組み、行政の対応など具体的なお話をたくさんのお聞きし、一人でも多くの方とリアルな福島を見つめたいと思います。どうぞお誘い合わせでご参加ください!

 

講師 吉野裕之さん プロフィール


福島市在住。2011年8月よりNPO法人シャロ―ム災害支援センター勤務。見近な生活範囲での「放射能測定」や現地活動で把握した状況をもととした「提言活動」を行っている。また、子どもたちのための週末や長期休暇での『保養プログラム』、学年単位でカリキュラムを非汚染地域に持ち出す「移動教室」を企画運営している。子どもたちを無用な被曝から守るため、地域の方々や行政とどのように連携できるかが重要と考え、その具体化について模索中.妻子は現在も避難中。

 

<主催>グループTAKIZAKURA 

☎048(887)7786塚田  090(4410)3353辻

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コメント: 2
  • #1

    どりあん (月曜日, 13 4月 2015 23:51)

    TAKIZAKURAは、ずっと福島支援を続けているグループです
    吉野さんに質問がある方は、事前に質問を届けてくださるそうですので、どりあんまでどうぞ

    今年の夏の戦争展の私の担当が「福島の現状」なので、
    いろいろ聞いてみたいと思ってます

  • #2

    どりあん (日曜日, 26 4月 2015 01:34)

    土曜日は仕事が忙しく、講演会にはギリギリセーフでしたが、会場に着いたら顔見知りがいっぱい?
    ひだまりメンバーや生活クラブの人、浦スタメンバーも結構参加してくださって、うれしかったです

    おおざっぱに、まとめ「福島は今」(でも、長いよ)

    吉野裕之さんは、3.11の後会社がなくなって「NPO法人シャロ―ム災害支援センター」に入ったそうです
    ご自分で「普通のおじさんです」と繰り返されていましたが、何のなんの

    まずは、福島(福島市が主です)の子どもたちが、まだ、野外学習ができないこと
    学校で花や野菜を植えたり、野外観察をしたり、プールに入ったり
    そんな、子どもにとって当たり前のことが、まだできないんだ

    吉野さんは、新しい放射線測定器で、子どもたちのよく行くところを測定しています
    この測定器がすぐれもので、ベビーカーのようなものに、測定器を地表から10㎝・50㎝・100㎝の高さに取り付け、歩くと映像とともに測定値がグラフに出てきます
    グーグルマップに、放射線量ごとに色分けされて数値が表示されます

    す、スゴイです
    3.11の後すぐに、NHKのEテレで木村真三さんと一緒に福島に入った岡野先生が車に乗せた機器で放射線量を測ってましたが、それも動くと同時にすべての放射線の量がグラフになって出てきたのでビックリしました(岡野先生がチェルノブイリのために開発したものだったと思います)
    これはもっと広く活用してほしいですね

    有名な公園の除染はかなり済んでいる
    でも、あまりにきれいになりすぎて、子どもが冒険できなくなった
    小さな公園の除染も済んでいるけど、本当に数値が下がったのかどうか心配なので、子どもが遊ばず、草ぼうぼうになっている
    車道の数値はかなり低いが、歩道は高い
    歩道の材質が、放射性物質をしみこんでしまうので、雨が降るたびに高くなり、除染(高圧洗浄)をしても減らない

    そこで、細かく測定し、たとえば、歩道の真ん中を歩けばいいとか、公園のここは高いから近寄らない方がいいとか、表示しておけば無駄な被曝を避けられるし、安心して外に出られるようになる

    甲状腺ガンも出ている、が、
    住民たちは、生活することに必死であり、不安になって住めなくなると困るので、今は放射線量を測定しようといないでがまんしている

    現実問題として、ここに住むしかないんだったら、保護者に実際の測定値を見てもらって、子どもたちに無駄な被曝をさせないようにしてもらうことを進めている

    福島の子どもたちは、片足立ちで靴下を履けない
    運動不足で体幹が鍛えられていない
    いかに普通の外遊びが必要か

    吉野さんは、自治体や学校などに働きかけて、被曝のない保養地へ子どもたちを連れて行く活動をされています
    文科省が復興予算として、福島の子どもの「移動教室」などに対して補助金を出してくれるそうです
    ここにはだかるのが、縦割りですね

    これを打破するためには、市民活動グループが積極的に学校や自治体に働きかけ、福島の学校と連携して進めてく事だそうです

    今、福島では、除染していることが風景になっている
    除染土が置かれていることなれてしまった
    折り合いをつけながら、生活している
    「元に戻る力」など、言葉をすり替えられてごまかされている

    被曝限度年間20ミリシーベルトを、住民が受け入れていることが、
    原発輸出に利用されている

    吉野さんの地道な活動は、地元ではかなりの気苦労もあると思います
    でも、明るく希望をもって話されている姿に感銘を受けました

    今年の8月の戦争展パネルに何とか生かして、発表したいと思います