ボランティアセンターを挟んだ二つの小山は
平らに削られ住宅地に造成されています。
削り取られた土は旧市街に運ばれてかさ上げの土になります。
旧市街には10~15メートルの台地があちこちに出来ています。
復興するためには、取り敢えず大地がなければ始まりません。
今だ南三陸町はその大地を造っている段階です。
こちらにいる間朝は、ほぼ毎日つがいのカラスの声で目覚めました。
小山の消失とともにテリトリーをうしなったカラスたちです。
時がたつにつれ解決する問題もあれば、
新たな問題が発生することもあります。
楽観的になるわけにはいきませんが、
私は東北人と日本の一般人の底力を信じています。
明日の夜行バスで埼玉に帰ります。
スタンディングの仲間たちにあうのが楽しみです。
スタンディングが尊いのは、
正義と真実の旗を持っているからではない。
頭とハートと手と足で
ものを考えようとする仲間の集まりだからだ
と、柴又帝釈天のお師匠さんがいつも言っております。
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どりあん (日曜日, 22 3月 2015 00:10)
寅さん、お疲れ様でした
震災直後はみんな
「高い堤防を造らなきゃ」とか
「海辺をもっと高くすればいい」とか言ってましたが、
時が経って冷静になってみると、
「高い堤防じゃ海が見えない」こと、
「広大な土地に土を入れるには相当な時間がかかる」こと
に気が付きましたね
津波によって海岸が壊されたけど、今度は人が山を壊してるんですね
人も動物も魚も虫も木も、すべての命は同じだと思っている私としては、何が正解なのかわかりません
日本には昔から八百万の神と、妖怪がいるんですよね
現代人は、おごりすぎなんじゃないのかな?
自然の中に入ると、人なんかチッポケで全くかなわないことを実感します
自然の驚異を受け止め、感謝し、力をいただくという気持ちにならないと、またひどい目に合わされるような気がします